日々がってんブログ

日々の生活の中で見つけた「がってんネタ」をお届け。

『古畑任三郎』第3シリーズで特に印象深かったストーリーをセレクトして紹介!

このたび「日々がってんブログ」を開設いたしました。
これから日々の生活の中で見つけた「がってんネタ」を幅広いジャンルでお届けしていこうと思います。

というわけで第1回目は先日亡くなった田村正和さんに関連した話題から。

田村正和さんの突然の訃報から早2週間。
その田村正和さんを偲び、関西テレビでは超人気ドラマ『古畑任三郎』の第3シリーズ(1999年放送)が連日再放送されています。

古畑任三郎』といえば毎回豪華な俳優がゲストとして登場するというのが話題になりましたが、この第3シリーズもとても豪華なラインナップでした。
そこで第3シリーズの中で特に個人的に印象深かったストーリーを3話、軽く紹介したいと思います。

※以下、ネタバレになる部分を含みますのでご了承ください!

第6話 『絶対音感殺人事件』 (ゲスト:市村正親)

まず第3シリーズで一番印象に残っているのがこの回ですね。
指揮者を演じる市村正親の渋い演技も好きですが、なんと言ってもタイトルにあるように「絶対音感」が事件の解決の糸口になったという斬新さじゃないでしょうか。

犯人が犯行後に熱帯魚の水槽のポンプの電源を切った理由が、「雨の音とポンプの音が同時に流れると絶対音感を持つ者にとっては気持ち悪くなる」というものでした。
もちろんこれは直接的な証拠にはならないですが、古畑が犯人を特定するにあたっての大きなヒントになったという意味ではなかなか面白いキーポイントだと思いましたね。

あと古畑が「ララ、ララ、ララ、ララ、ラー」と口ずさみながら思い出せない曲を気にしてるシーンが妙に印象に残ったり(笑)

第7話 『哀しき完全犯罪』 (ゲスト:田中美佐子)

当時乗りに乗っていた田中美佐子をゲストに迎えての回。
この時期の彼女といえば、同年1999年の「OUT ~妻たちの犯罪~」や翌年2000年の「ショカツ」など思い出深いドラマが多かったですね。
それに加えて被害者の夫役として小日向文世を起用するなどWで豪華な起用となっています。

この回で印象深いのは田中美佐子演じる主人公の「ズボラさ」でしょうか(笑)
飲んだ後のマグカップをいくつも置きっ放しにしたり、猫のエサの缶を洗わずに捨てたり、ラー油のフタをしていなかったりと犯人としてはいくつも「失敗」をしています。
最後に古畑から「全部いけませんでした」と言われる始末。
ただそれだけに数ある古畑シリーズの中でも憎めない犯人像を演じていたと思います。

第8話 『完全すぎた殺人事件』 (ゲスト:福山雅治)

そして福山雅治をゲストに迎えたこの回。
福山雅治は当時俳優としても売れっ子でしたがそれ以上に歌手で大ヒットを連発していたイメージが強いですね。

車椅子の主人公がどうやって手を汚さずに殺人を行ったのかというトリックを古畑が理詰めで解き明かしていくというストーリーの中で、お決まりの今泉の「コメディ要素」が事件解決の糸口になったというのが面白かったです。
今泉が接着剤で遊んでいるうちに手と顎が剥がれなくなってしまい、それを見た古畑がロダンの「考える人」を連想したのが脚本としては圧巻。
古畑の「今泉君、お手柄だよ!」というセリフが印象的でした。

コレにがってん!

古畑任三郎』は改めて見返すと新たな発見があり、また違う楽しみ方ができるテレビドラマ!