京都・伏見の酒蔵で美酒探し(1) ~月桂冠大倉記念館篇~
京橋から京阪本線の特急で揺られること約30分。3駅目の中書島駅で下車。
京都の酒蔵といえば伏見。
宇治川の支流にかかる橋の上からの眺めも風情が感じられますね。船に乗ることも出来ます。
酒蔵の街並み。落ち着きがあります。
歩いてすぐのところに月桂冠大倉記念館はあります。
建物の入口ですが、大きく構えていないで周りに溶け込んだ雰囲気。
兵庫・灘五郷の酒蔵には何度も訪れていますが、少し違うという印象。中身で勝負といったところでしょうか。
ビデオの作り方も展示も無駄がなく、コンパクトで分かりやすかったです。
灘の酒蔵に比べて宣伝や売店の品揃えも大人しく控えめ。京都の自信を感じました。
入口で入館料600円を払い、特製ぐい飲みと試飲用のコイン3枚を貰います。
ここも神戸とは違う。灘では全て無料でした。やはり京都ならではのこだわりが、、(笑)。
試飲コーナーでは、10種類のお酒から3種類を選んでいただくことが出来ます。コインを入れて全て自分で注ぐというドリンクバー形式です。もっと試したい場合は、追加のコインを一枚100円で買うことも出来、余った場合は水と交換も可。
私は1番、5番、10番を試飲。
やはり何と言っても5番のしぼりたての生原酒が一番美味しいと思いました。冷蔵保存が必要ですが売店で買うことも出来ます(価格はやや高め)。
酒蔵でしか買えない限定品というところにも惹かれます。
さて、清酒の生産量は、兵庫県、京都府、新潟県の順。この3府県で全国の約50%強を生産しているんですね。
灘のお酒はつーんと辛口の男酒、伏見は飲み口の優しい女酒。それぞれ宮水、伏水という地下水が有名ですが、その水の成分や硬度の違いによって味わいの差が生まれます。
人工的に作られるのではなく、ワインその土地の自然環境によって味わいが作られるというのも日本酒を味わう上での醍醐味と言えそうですね。
コレにがってん!
「酒どころ」ランキング全国2位の京都・伏見は兵庫・灘とは違った良さがある。